バイナリーオプション取引をより便利にしてくれるのが、スマホアプリの存在です。
スマホアプリがあれば、通勤途中、外出先など、場所にとらわれずにバイナリーオプション取引を行うことができます。
各業者とも、スマホアプリのサービスには力を入れており、PCに引けを取らない環境でトレードを行うことができます。
一方で、スマホアプリでできることや使い勝手については、業者ごとに異なっています。
今回は人気バイナリーオプション業者が提供するスマホアプリのサービスについて、業者ごとに比較しながら紹介します。
よろしくお願いします!
バイナリーオプションスマホアプリ比較表
まずはバイナリーオプションのスマホアプリ比較表で、各業者のスマホアプリサービスの特徴をチェックしていきましょう。
詳しい特徴や使い勝手について後ほど解説しますが、まずは比較表を見ながら簡単に特徴を把握してもらいます。
今回、比較の対象となるのは、人気バイナリーオプション業者のハイローオーストラリア、ザオプション、楽天証券、GMOクリック証券、オプトレの5業者で、比較の項目は通貨ペア、テクニカル分析、時間足、アプリの使用可否の4項目です。
業者名 | 銘柄数 | テクニカル分析 | 時間足 | アプリの使用 |
---|---|---|---|---|
ハイローオーストラリア | 34種類 | 使用不可 | 使用不可 | Androidのみ可 |
ザオプション | 18種類 | 使用不可 | 使用不可 | Androidのみ可 |
楽天証券 | 5種類 | 使用不可 | 使用不可 | 不可(web取引) |
GMOクリック証券 | 5種類 | テクニカル指標と描画ツールの利用可 | 12種類 | 可能 |
オプトレ | 8種類 | 使用不可 | 使用不可 | 不可(web取引) |
5業者の中でハイローオーストラリアとザオプションは海外バイナリーオプション業者、楽天証券とGMOクリック証券とオプトレは国内バイナリーオプション業者です。
まずは国内と海外の違いに注目してください。
国内業者と海外業者の違いは、スマホ取引のサービスの違いにも表れています。特に取引できる通貨ペアについては、圧倒的に海外バイナリーオプション業者の方が多くなっています。国内業者では多くても10種類といったところでしょうか。
ハイローオーストラリアでは34種類、ザオプションでは18種類の銘柄を取引できます。また海外バイナリーオプション業者では、通貨ペア以外に商品や仮想通貨を取引できる点も特長と言えるでしょう。
その他の機能については海外バイナリーオプション業者と国内バイナリーオプション業者で大きな違いはありません。
比較表を見たとき、目立った特徴がみられるのは、テクニカル分析と時間足です。これらはGMOクリック証券のみスマホで使用できるようになっています。GMOクリック証券以外の業者では、「スマホ取引はあくまで簡易的なものに過ぎない」と考えられているのかもしれません。
もちろんユーザーからすれば、スマホで取引する場合でも、テクニカル分析は行いたいものです。その意味で考えれば、テクニカル指標や描画ツールが使えたり、時間足を切り替えたりできるGMOクリック証券には大きな優位性があると言えるでしょう。
比較表を見てもらえれば、5つのバイナリーオプション業者のスマホツールについて、大まかな特徴を把握してもらえたと思います。
ここからは5つの業者が提供するスマホツールについて、もう少し詳しく特徴を知ってもらおうと思います。
各スマホアプリの特徴と使い勝手
バイナリーオプション取引でスマホをメインに使用する方は、スマホアプリの使い勝手が業者選びの大きな判断基準になると思います。また、そうでない方にとっても、外出先で値動きをチェックする際にスマホツールが必要になるかもしれません。
スマホアプリの特徴や使い勝手をしっかりと把握しておくことは、より良いバイナリーオプション業者を選ぶために必要な条件と言えるでしょう。
ここからは、海外バイナリーオプション業者ではハイローオーストラリア、ザオプション、国内バイナリーオプション業者では楽天証券、GMOクリック証券、オプトレについて解説していきます。
ハイローオーストラリア
ハイローオーストラリアでスマホ取引を行うとき、Androidユーザーであればアプリ版、WEB版どちらを選択してもOKです。見た目も機能もほとんど同じになっています。ただ、スマホの容量が気になるという方はウェブ版を選んでおいた方が良いかもしれません。
一方でiPhoneユーザーは、アプリ版を選ぶことができないため、WEB版を使用するしかありません。以前はiPhoneでもダウンロードできましたが、apple社のガイドライン改正により、ハイローオーストラリアをはじめ、海外バイナリーオプション業者のiPhoneアプリは2018年10月に姿を消しました。
次に機能面ですが、ハイローオーストラリアのスマホ取引は、PCとほとんど変わらない機能を有しています。スマホ版の取引であっても、取引、デモ取引、入出金、口座の確認、転売、ワンクリック注文などひと通りの操作ができるようになっています。
唯一PCにできてスマホでできないことが、トレーダーチョイスです。トレーダーチョイスは、現段階でどちらのポジションを保有している人が多いかを確認できる機能です。値動きの予測を行うのに役に立つため、スマホ取引でも付けてほしい機能ですが、取引のしやすさや視認性を優先したものと考えられます。
そのほか機能面で特徴的なことがチャート機能です。短期売買で重要になるのがテクニカル分析ですが、ハイローオーストラリアではPC版も含めてチャート機能はもう一つといったところです。
そのため、スマホ取引を行う場合でも、MT4アプリなどテクニカル分析ができるアプリをインストールしておくことをおすすめします。
一方で画面の見やすさ、動作スピードなどは全く問題ありません。
チャート機能の弱点さえ補えれば、スマホでも快適なハイロー取引ができるでしょう。
ザオプション
ハイローオーストラリアの二番手と呼ばれるザオプションについても、iPhone用の取引アプリはありませんが、Androidではスマホアプリをダウンロードすることができます。iPhoneユーザーはWEBブラウザからスマホ取引を行うようにしてください。
ザオプションのスマホ画面のデザインは、非常にシンプルで見やすいと評判です。スマホをメインに取引しても、ストレスなく使用し続けることができるでしょう。
次に機能面ですが、スマホアプリやスマホのWEBブラウザでできる基本操作はPCと同じです。取引種類の選択、銘柄の選択、判定時刻の選択、カスタマーへの問合せ、もちろんエントリーや転売も可能です。
アプリで唯一できないことは出金申請です。出金申請を行う場合、PCのブラウザやスマホのブラウザから行うようにしてください。
スマホ取引の評判は非常に良く、アプリでの取引、ブラウザでの取引ともにPCと同じようにサクサク作動するとの声が聞かれます。
ただし、PCデスクトップ型アプリのように、スマホ取引では高度なチャート機能を使用することはできません。高度なチャート機能はザオプションの大きな特長であるため、今後の改善に期待したいところです。
テクニカル分析を行うのであれば、やはりMT4などの他のアプリをインストールしておいた方が良いでしょう。
GMOクリック証券
GMOクリック証券のスマホアプリの特徴は、価格やチャートの動きがとても速いということです。刻一刻と移り変わる価格レートを正確にとらえることができます。そのときどきの正確な情報をチェックできるので、スピーディーに注文を行うことが可能です。
また、テクニカル指標が多数用意されていることも特徴です。BOアプリには珍しいスパンモデルやスーパーボリンジャーも搭載されており、自分に合った取引環境を見つけることができます。
テクニカル分析に関しては、テクニカル指標だけでなく描画ツールも充実しています。トレンドラインはもちろん、フィボナッチ・リトレースメント、チャネルラインを引くこともでき、基本的なライントレードができるようになっています。
スマホ取引であってもしっかりとしたテクニカル分析を行いたいという人からは、アプリのチャート機能を高く評価する声が聞かれます。優れたチャート機能は、GMOクリック証券のアプリの最大の強みと言っていいでしょう。
その他の機能も充実しており、時間足はティックも含めて12種類、情報源は4社から得ることができるようになっています。
他の業者と比較しても、質の高い取引を行える環境が用意されていると言えるでしょう。
楽天証券
楽天証券のスマホツールはウェブブラウザ対応のものです。インストールは不要なので、スマホに容量の負担をかけることはありません。操作性は非常に優れており、ネット環境さえしっかりとしていれば、スムーズで快適なバイナリーオプション取引が可能です。
また、スマホツールの視認性についても全く問題ありません。カラフルで明るい特徴的で、判定時刻、為替レート、価格の推移が一目で分かるようになっています。
そのほか楽天証券の大きな特徴に、投資に楽天ポイントを使用できることがあります。もちろん、バイナリーオプション取引でも楽天ポイントを使用することは可能で、PC取引だけでなく、スマホ取引でもポイントを使用することが可能です。
チャート機能に関しては、GMOクリック証券と比較したとき、やはり物足りなさを感じてしまいます。楽天証券のスマホツール自体には、テクニカル指標や描画ツールは搭載されておらず、時間足の指定もできないため、スマホツールでテクニカル分析を行うことは難しいでしょう。
ただし、楽天証券のFX取引用のスマホアプリは高機能なので、そちらを併用すればしっかりとしたテクニカル分析を行うことができるはずです。
もちろん、バイナリーオプションの取引ツールとテクニカル分析用のツールを分けて使わなければならないことで、余計な手間となります。
できれば、バイナリーオプション取引ツールにもチャート機能を付けてほしいところです。
オプトレ
YJFX!のオプトレは国内バイナリーオプション業者としては豊富な8種類の通貨ペアに対応しています。もちろん、スマホでも8種類の通貨ペアを取引することができます。
ただし、オプトレにはスマホアプリは用意されていません。スマホで取引する場合はWEBブラウザを使用することになります。
次にスマホ画面の見やすさについてですが、こちらはユーザーから高い評価を得ています。赤色と青色が基本的な配色で、チャート、発注ボタンとも見やすい画面に仕上がっています。
また、オプトレのスマホ取引は、非常に機能が高いと評判です。通貨ペアの切り替え、ラダーとレンジの変更、目標レートの選択など、どんなサクサクと行うことができます。また、購入ボタンのロック機能もあるため、誤発注を防ぐこともできます。
また、メニューを開けば最新ニュース、経済指標カレンダーをチェックすることができます。スマホ1つでファンダメンタルズの情報を仕入れることができる点は大きなメリットと言えるでしょう。
ただし、オプトレのスマホ取引でテクニカル指標や描画ツールを使用することはできません。また、時間足も指定することはできません。これらの点はオプトレのスマホ取引のデメリットと言えるでしょう。
オプトレでスマホ取引を行う際は、MT4アプリなど、ほかにテクニカル分析ができるアプリを併用することをおすすめします。
まとめ
今回は海外2社、国内3社のスマホアプリ、スマホ取引の機能や使い勝手についてまとめてみました。どの業者もスマホでできる基本的な操作はPCと変わりありません。見やすさ、使い勝手で不自由を感じることはほとんどないでしょう。
ただ、画面の制約もあるせいか、チャート機能という点ではどうしてもPCに比べて見劣りしてしまいます。チャート分析用のアプリを併用するなど、スマホ版の弱点を補いながらトレードすることをおすすめします。
外出先で使う分には問題なさそうですね!
そうだね。スマホ版を使いたいという人は、いざって時に困らないように事前に環境を整えておくことをオススメします。
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